日本代表は4−4−2の布陣で、グループリーグの第2戦、第3戦と同じメンバーで挑んだ。
試合は、開始直後はオーストラリアがボールを回していただが、その後は高い位置でボールを取りに来ないオーストラリアに日本がボールを回すシーンが多くなる。
しかし、両チームともチャンスをものに出来ず0−0のまま前半を終える。日本はオーストラリアの攻撃の要のFWビドゥカを中澤がしっかりマークし仕事をさせなかった。
後半も日本がボールを回しペースをつかんだが、FWビドゥカに代えてキューウェルが投入されると、キューウェルの個人技などで攻め込まれるようになる。
そして後半24分にオーストラリアが先制する。キューウェルが低くて速いコーナーキックを蹴ると、ゴール前でスルーされ裏から走り込まれてゴールを決められた。
しかし、そのわずか3分後に日本が同点に追いつく。中村俊輔の左からのクロスを巻が競り勝ってゴール前へ落とすと、相手選手がクリアミス。そのボールをすかさず拾った高原がフェイントで相手を交わし、ゴールネットを揺らした。
その後は、日本のペース。高原へのファウルで相手選手が一発レッドで退場し、1人少なくなった相手に対して優位に試合を進めた。しかし、ゴールを奪うことが出来ず、試合は延長戦へ。
延長戦も日本が終始相手ゴールを脅かしたが、オーストラリアは全員のディフェンスでなんとか守りきる。そして、PK戦へ。
PK戦はGK川口が前回のアジアカップ同様素晴らしいせーブを見せ、オーストラリアの最初の2本をストップ。日本は4人目の高原が外したが、4人が成功し4−3で勝利を収めた。
以下は監督と選手のコメント。